節約は経済的自由を手に入れる最良の方法〜節約は一石二鳥〜
節約は一石二鳥と書きましたが、それは
「投資資金を増やす」
ことができ、
「経済的自由を早く手に入れられる」
という2つにあります。まず、ここで言う「経済的自由」とはライスワーク(生活のために働く)とライクワーク(好きだから働く)を自分の意志で選べる状態です。また、ボランティアのように金銭の見返りを求めないで自分の価値観に合った活動ができる状態だと思っています。
初めはライクワークだと思ってやっていた仕事も時が経つにつれて状況が変化し、いつの間にかライスワークになってしまうということもあるかと思います。経済的自由を成し遂げていれば、このような時に柔軟に自分の環境を変えることができます。仕事をしていてもいいし、嫌なら辞めてもいいという選択肢を持っている状態だと言えます。
経済的自由がないデメリットとしては、ライスワークをしている人はどんなに嫌なことがあっても働くことを回避できないことです。過去の私のように、仕事の精神的ストレス、人間関係、時間の消耗、健康悪化、付き合いの飲み会などを避けられないことが考えられます。また、少し前に騒がれた老後2000万円問題のように、将来へのお金の不安というものがつきまといます。
話を戻します。節約することで得られる効果のまず1つ目は、
「節約で浮いたお金で、貯金や投資に充てる資金を増やせる」
ことです。
投資を行う上で重要な要素となってくるのが入金力です。「毎月1万円を投資に充てる人」と、「節約をして浮いたお金を合わせて毎月5万円を投資に充てることができる人」とでは、資産の増え方が全然違います。
2つ目は
「経済的自由に早く近づける」
ことです。節約を実践していくとだんだん生活費が少なくて済むようになります。例えば毎月の生活費が30万円必要な人は、経済的自由を得るために年間360万円分の不労所得が必要です。対して毎月の生活費が20万円の人は年間240万円の不労所得で充分です。
節約により必要な生活費を下げることができると、自動的に経済的自由獲得に必要な不労所得額も下げることができます。投資で不労所得を得ている人であれば、それだけ運用額が少なくて済むということになり、その分経済的自立が近づきます。
私が経済的に自由になれたのも、この2つの効果を利用できたからです。節約という意識がなければ経済的自由はまだ不可能だったと思います。雑誌やネットなどを見ていると、一生懸命働き年収が高い人でも、節約に対する意識が低いがために資産形成が上手くいっていない人がたくさんいるように思えます。