みもじ流ストレスゼロの節約マインド「節約とは無駄を捨てるだけ」
「資産形成する上で、まず大切なのが節約だ」と伝えてきましたが、節約というと「我慢」「忍耐」という言葉が浮かび、節約に躊躇する人も多いかもしれません。また、「節約=我慢」というイメージを強く持ってしまっているために、節約はストレスが溜まるものと思い込んでいる方も多いと思います。そんな方は、自分の価値観を見つめ直してください。
節約とは「無駄を捨てるだけ」なんです。
必要なものは削らず、我慢する必要のない「無駄」の部分を節約するようにすれば、ストレスはゼロになります。
では、ストレスなく節約できる方法のポイントである「無駄」の部分はどのように見つけるのがいいでしょうか。お金の3つの区分「消費」「浪費」「投資」のうち、「浪費」にあたる部分を減らしていくのが節約のコツです。
「浪費」は生きていく上で必要としない、無駄遣いのお金のことでしたね。私は、節約がストレスになるどころか、浪費を削らずに放置する方がストレスを感じるべきだと思っています。
なお浪費を削る際も、慣れるまで最初は簡単なものから始めていくといいでしょう。例えば、ほとんど利用していないサブスクなどです。一度解約の手続きさえとってしまえば、永久に節約することができるのでおすすめです。
ところで、浪費はどこから生まれてくるのでしょうか。私の周りの人を見ていると、「無駄を生むマインド」が大きな影響を与えていると感じます。そのワースト3を挙げてみます。
(1)物欲
他人よりも「高級な物が欲しい」「新しい物が欲しい」という気持ちがあると、いつまでもお金は増えません。なぜなら、次々と高級で新しい物が販売され続けるからです。
(2)見栄
節約しているところを見られるのは恥ずかしい、という気持ちを持っていると行動に移せません。節約していない人なんて、生まれつきの大金持ちくらいしかいないものです。誰だって割引やセールの言葉に反応します。世の大半の人が節約をしていると思えば、見栄にがんじがらめにされることもなくなります。なかなかお金が増えないと思っている人ほど、「見栄」を買っているものです。
(3)習慣
例えば「浪費」が習慣になってしまうと、そもそも浪費していることに気づきません。また、一度習慣化したことはやめるのにとても労力を使います。好ましくない習慣は、できれば初めから持たないのが一番です。
皆さんにも心当たりがあるのではないでしょうか。良い機会なので「無駄を生むマインド」を見直してみましょう。
無駄なものを捨てるのは、パソコンでデスクトップのごみ箱に不要なものをどんどん捨てて整理するのと同様で、本来ストレスはかからないはずです。
ストレスなく節約できると、継続することができるようになります。継続できるとお金が減りにくくなり、資産が増えるようになっていきます。成果が感じられるとモチベーションアップに繋がり、良いスパイラルに入ります。