【嵐山エリア】嵐山/例年の見頃時期:11月下旬~12月上旬
赤や黄の錦に染まった嵐山を背景に、曲線の美しい渡月橋がかかる風景はあまりに有名。トロッコ列車から見られる美しい紅葉や、名刹の天龍寺をはじめ、紅葉に包まれる名所が多く、1日楽しめるのも魅力だ。例年、11月下旬から12月上旬頃にかけてが、紅葉の見頃の時期となる。例年「嵐山もみじ祭り」が開催。渡月橋付近から今様船、平安管弦船などさまざまな趣向を凝らした優雅な船が大堰川ほとりで、嵐山の地にゆかりのある芸能を繰り広げる。
【嵐山エリア】常寂光寺/例年の見頃時期:11月中旬~11月下旬
嵐山周辺エリアの嵯峨野に位置する塀のない寺。紅葉が美しい小倉山の中腹にあり、常寂光土に遊ぶような風情があることから常寂光寺と名づけられた。石段沿いや境内にカエデが茂り、色彩豊かな風景が印象的。特に高さ約12メートルの多宝塔近辺の紅葉は必見で、数ある京都紅葉名所の中でも絵になる紅葉スポットだ。境内や多宝塔の周辺からは市内を一望でき、優美な京都の景色を楽しめる。例年11月18日ごろから1週間が紅葉の最盛期となり、山門から仁王門、本堂、多宝塔に至る参道と庭が赤黄色のモミジで彩られる。
【嵐山エリア】嵯峨野トロッコ列車/例年の見頃時期:11月中旬~12月上旬
嵯峨嵐山から亀岡まで保津川に沿って走る観光列車。四季折々の渓谷美を堪能できる。秋になると沿線に植えられた約1000本のカエデやヤマモミジが色付き、近くを走るトロッコ列車から色鮮やかな紅葉を楽しむことができる。例年、11月中旬から12月上旬にかけてが見頃の時期となり、紅葉時期には沿線のライトアップも行われる。
【宇治・南山城エリア】笠置山もみじ公園/例年の見頃時期:11月中旬~11月下旬
1300年の歴史をもつ、山頂の笠置寺境内にある「もみじ公園」。その名の通り、秋になるとモミジが見事に色づく。日中の紅葉は赤々としていて秋の風情を感じられるが、夜にはライトアップされ紅葉を非常に幻想的に演出。宇治・南山城周辺の紅葉の名所として知られている。錦彩る紅葉はもちろん、落葉後、公園一帯が絨毯を敷いたようになる。また、紅葉シーズンにはもみじ公園一帯をライトアップ。笠置山の山頂遊歩道が幻想的に彩られる。
【宇治・南山城エリア】岩船寺/例年の見頃時期:11月中旬~12月上旬
「岩船寺縁起」によると、天平元年(729年)に聖武天皇の勅願により、僧行基が阿弥陀堂を建てた後に、弘法大師とその甥である智泉大徳が灌頂堂として新たに報恩院を建立したのが始まりと伝わる。平安時代に造られた阿弥陀如来坐像や普賢菩薩騎象像、室町時代に建てられた三重塔などの重要文化財をはじめ、多くの寺宝を有する。常緑樹と紅葉に三方を包まれるように三重塔が建ち、山門を額縁に見る三重塔と紅葉が織り成す、山寺ならではの神秘的な絶景がひろがる。
【福知山・舞鶴エリア】金剛院/例年の見頃時期:11月上旬~11月下旬
京都府舞鶴市の金剛院は「関西花の寺」の第三番札所であり、丹後のもみじ寺として知られる。丹後のパワースポットとしても著名で新緑、紅葉のモミジは特に素晴しい。境内向かいの公園から望む三重塔と紅葉の風景も素晴らしい。例年、11月上旬からイロハモミジなどが色付き始め、11月下旬にかけてが紅葉の見頃となる。境内向かいの鹿原公園は、三重塔と紅葉の絶好の撮影スポットだ。また、例年11月中には紅葉まつりが開催。
【福知山・舞鶴エリア】慈徳院/例年の見頃時期:11月上旬~11月下旬
2003年頃から境内の大師山にもみじが植樹され、秋には紅葉が美しく彩る「丹後紅葉(もみじ)寺」として親しまれるようになった。毎年11月中旬頃から、カエデやドウダンツツジなどさまざまな木々が色づき始め、見事な紅葉の景色が広がり、落葉も楽しむことができる。慈徳院オリジナル御朱印帳やもみじのお守りも用意されている。本堂裏では、さまざまな樹木の紅葉を観賞でき、特に旧本堂跡からの眺めやお大師山(紅葉山)の入口階段は見ごたえがある。大師山(紅葉山)からは加悦谷平野が一望できる。