京都の紅葉見頃時期はいつ?2024年の最新情報やおすすめスポットもチェック!

2022年9月20日

東山(清水寺)/例年の見頃時期:11月下旬~12月上旬

鮮やかに染まった木々を街並みと合わせて楽しむことができる/東山(清水寺)画像提供:清水寺

世界遺産「古都京都の文化財」の一つである清水寺。13万平方メートルの広大な境内には、国宝や重要文化財を含む30以上の伽藍や碑が建ち並ぶ。中でも京都の町を見下ろせる「清水の舞台」はあまりにも有名だ。四季それぞれ違う表情が見られ、秋には紅葉の名所となる。昼には鮮やかに染まった木々を街並みと合わせて楽しむことができるほか、例年11月下旬からは夜間特別拝観にてライトアップも行われ、昼とはひと味違う幻想的な雰囲気で紅葉を鑑賞できる。


東山(高台寺)/例年の見頃時期:11月中旬~12月上旬

ライトアップされた紅葉が臥龍池に映り込む/東山(高台寺)画像提供:高台寺

豊臣秀吉の正室である北政所(ねね)が、秀吉の菩提を弔うために建立されたことで有名な禅寺。東山を借景とする壮麗かつ広大な高台寺庭園には、秀吉やねねの愛用品を使用された堂宇や伏見城から移築された茶室などが現存。桃山時代の煌びやかさを現代に伝える。秋の紅葉の時期も美しく、11月中旬から12月上旬にかけて紅葉の見頃を迎える。紅葉シーズン中はライトアップの演出が人気。その他、鏡のような水面に紅葉が映り込む臥龍池や神秘的な光に満ちた竹林もおすすめだ。


仁和寺/例年の見頃時期:11月上旬~12月上旬

境内にそびえる国の重要文化財「五重塔」と真っ赤な紅葉/仁和寺画像提供:仁和寺

光孝天皇の勅願により886年(仁和2年)に創建され、888年(仁和4年)に完成した真言宗御室派総本山 仁和寺。年号を寺名とした歴史の深い仁和寺は1994年(平成6年)12月に、古都京都の文化財として世界遺産に登録された。御室桜の桜も有名だが、秋は境内を彩る紅葉も圧巻で、秋ならではの情景が楽しめる。例年、10月下旬頃からイロハモミジなどが色付き始め、11月上旬頃から12月上旬頃にかけてが紅葉の見頃の時期となる。


圓徳院/例年の見頃時期:11月中旬~12月上旬

国名勝にも指定されている北庭/圓徳院画像提供:圓徳院

豊臣秀吉好みの国名勝指定「北庭(小堀遠州作)」と、それに対比するような女性的な「南庭」が人気。また、長谷川等伯筆山水図襖絵(復元画)や白龍図など、多種の文化財を有する。風光明媚な庭園が広がり、紅葉時期は日没後ライトアップされ幻想的な景観が広がる。常時、写経写仏を無料で体験でき、「秀吉好みの神仏の献茶点前」や「住職手作の楽茶碗での抹茶」も楽しめる。雰囲気の異なる2つの庭を座ってゆっくり鑑賞できる。また、ライトアップは例年10月下旬から12月中旬に行われる。


安祥寺/例年の見頃時期:11月下旬~12月上旬

秋ならではの錦絵が楽しめる/安祥寺画像提供:安祥寺

京都府京都市山科区にある高野山真言宗の寺院。平安時代に藤原順子皇太后発願により創建された。観音堂には本尊・十一面観音菩薩立像(重要文化財)や四天王立像などが安置されている。秋になると、観音堂(本堂)、大師堂、地蔵堂の周辺の木々が紅葉し、静かな境内を彩る。


保津峡(保津川下り)/例年の見頃時期:11月中旬~12月上旬

赤黄色に囲まれた渓谷はまるで一枚の絵画のようだ/保津峡(保津川下り)画像提供:保津川遊船企業組合

保津川に沿って亀岡から嵐山を結ぶ16キロの渓谷で、秋には紅葉で彩られる。亀岡から京都・嵐山までの渓谷を約2時間で下る川下りがあり、オレンジや黄色、赤のグラデーションの美しい景色を楽しむことができる。例年11月上旬頃からモミジやカエデ、イチョウ、ウルシなどが色付き始め、11月中旬から12月上旬頃にかけて見頃を迎える。朝一番の船は、朝日の光がモミジの葉を照らし真っ赤に輝く紅葉が楽しめる。


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