【グランフォレストエリア】施設内で一番新しく大型のオートサイト
「フォレストエリア」の北側には、12メートル×18メートルの大型区画サイト「グランフォレストエリア」がオープンした。こちらは2ルームテント4張+駐車場1台(キャンピングカー可)で大人数のキャンプが楽しめる。「グランフォレストエリア」にはAC電源がついていないので、必要であればポータブル電源をレンタルしよう。
【フリーサイトエリア】ソロキャンもOKな開放感が自慢のエリア
フリーサイトは「ビューエリア」と「サウスエリア」の2つ。キャンプ場の中央にある「ビューエリア」は小高い場所に設けられており、施設内でNo.1のロケーション。一方で、南にある「サウスエリア」は施設の一番端にあるので車の通りが少なく静けさが魅力だ。
どちらのエリアも原則1グループ4名用テント1張、タープ1張までで、車の乗り入れは不可。車は各エリアの駐車場があるのでそこに停めることになるが、リヤカーを無料で貸し出しており、荷物の運搬には困らなそうだ。
また平日・日曜日限定でソロキャン専用のプランが新たにスタートし、ソロキャンパーにとっても優しいキャンプ場になった。
【ペットエリア】ドッグラン併設。ノーリードで愛犬と過ごせる専用サイト
元々、北側のフリーサイトとして営業していたエリアが2022年秋に早くもリニューアル。愛犬家の要望に応えて、ペット専用エリアが誕生した。それぞれの区画は柵で囲われているため区画内であればノーリードで愛犬と過ごすことができる。ただし地面は砂のため、シャンプータオルなどがあると安心だ。
約300平方メートルあり、のびのびと走り回れるドッグランは、ワクチン・予防接種の証明や排泄物のマナーなど基本的なルールを守れば誰でも利用することができる。区画内のスペースでも十分に広いが、思いっきり走らせたいというときにはぜひ利用してみよう。
【コテージエリア】ワーケーションに最適な快適さ。眺望豊かな贅沢コテージ
キャンプ場の特徴でもあるワーケーションは、このコテージで利用することができる。基本的には法人向けのプランになるが、会議用の大型モニター(要予約)や高速Wi-Fi、デスクスペースなどが用意され、空調もばっちり。大自然で頭をすっきりさせて、仕事がどんどんはかどりそうだ。
法人向けワーケーションは日帰り利用もOK。日帰りの場合は10時~17時で、これまで10件ほどの問い合わせがあり、好評の声が上がっているようだ(法人向けプランの価格等詳細については、要問い合わせ)。
もちろん、ワーケーション利用でなくても大丈夫。コテージは収容人数6名タイプが1棟、4名タイプが3棟あり、それぞれシャワールームやトイレ、エアコン、ペレットストーブを完備。大きな窓が配され、室内にいても大自然を享受できる。
テラスや専用の庭があり、事前予約すればBBQセットや焚き火セットが利用可能だ。もちろん持ち込みも可能である。プライベートスペースで、誰にも邪魔されずゆっくりとひとときを過ごせるだろう。
【温浴施設】地下1310メートルから源泉をくみ上げた天然温泉で癒やしのひととき
「温泉があったからこのキャンプ場に決めました」と声があがるほど、人気を後押ししているのが露天風呂を備えた天然温泉だ。男女共に内風呂、露天風呂があり、泉質はカルシウム・ナトリウム塩化物泉。皮膚の表面がやわらかくなり、肌がすべすべになるいわゆる「美人の湯」だ。
やはりなんといっても露天風呂からの絶景は外せない。太平洋からのぼる朝日、仙台市街地の夜景や星空を眺めながらの湯浴みは、最高のひと言に尽きる。またファミリーにうれしいのが貸切風呂があるところ。利用時間は45分で、予約制ではなく空いていれば利用可能だ。
タオルはレンタルで、シャンプー・コンディショナー・ボディソープなどのアメニティは用意がある。アウトドア作業で汗をかくことが多いので、気軽に温泉に入れるのはありがたい。
【管理棟】温浴施設、売店を併設し、各種チケット販売を行うレセプション
キャンプ場のほぼ中央にある管理棟は、チェックインを行うフロントのほか売店、券売機、温浴施設が一緒になっている。食料やアウトドア用品、テント、オリジナルグッズなどを取りそろえているので、万が一買い忘れがあっても困ることはなさそうだ。
また手ぶらでも利用できるよう、レンタル品が充実。4名用テントやタープをはじめ、キッチンツールやホットサンドメーカーもあり、道具を持っていなくても気軽にキャンプ体験ができる。すべて在庫に限りがあるので事前の予約がおすすめだ。
【炊事場・トイレ・ゴミ置き場】清潔で管理が行き届き、気持ちよく使える
場内には3カ所、炊事場・トイレ・灰捨て場・喫煙スペースが一緒になった棟が設置されている。各エリア近くに1棟ずつあるので、使い勝手がよく、無料のリヤカーを借りれば荷物の運搬もラクラクだ。トイレはエアコン付きのため、夏や冬でも快適に利用できるのが魅力。
【おすすめポイント】スタッフに聞いたキャンプ場の魅力
最後に、自身もキャンパーだというスタッフの尾形さんにおすすめのエリアや周辺アクティビティについて伺った。
「どのエリアもおすすめですが、やはり1番人気のフォレストエリアは、木々に囲まれているので、適度に日差しがあり、風が抜けて心地よいですね。施設全体としてまだまだ新しくてキレイですし、そこに魅力を感じて予約されるお客様も多いです。ここ泉ヶ岳にはたくさんのアクティビティがあり、キャンプ場の背景に見えるのは泉ヶ岳スキー場です。グリーンシーズンはパラグライダーがよく飛んでいますよ。場内の小川近くでは、マザーブース社によるテントサウナの営業も。とにかく大自然は何よりの魅力。特に私が好きなのは夜景です。仙台市街地のほうまで見えて、例え少し曇っていても、逆にそれがオーロラみたいに雰囲気があるんですよ」と尾形さん。
この約9.58ヘクタールの広大な土地は常に進化し続けていて、今後どう変わっていくのかとても楽しみだ。1回訪れただけでは足りず、何度でもリピートしたくなる、そんな仕掛けに満ちたキャンプ場にこれからも注目していきたい。
【早見表】施設の基本情報
取材・文=ジェンティーレ恵
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※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。