猫は寄ってきたり、離れたり、自由気まま。その絶妙な飴とムチ感が魅力
――明坂さんは実際に猫を飼われていたそうですが、猫の好きなところは?
これまで3匹飼ったことがあるのですが、猫は家に迎えると“一個人”になるというか、人のように佇んでいるんですよ(笑)。犬を飼ったこともあって、犬は「ご主人様、大好き!」という感じでそばにいてくれて、それはそれでかわいいですが、猫は自由気まま。「ほっといてくれ!」というときもあれば、こっちが忙しいときに限って「構ってくれ!」とやってきたりする。でも、こちらの具合が悪いときはずっと横にいてくれたりして。この絶妙な飴とムチ感が魅力なのかなと思います!
――何とも言えないギャップがありますよね。
そうなんですよね〜。以前、見守りカメラを付けていたときに目撃したんですけど、私が出かけて2時間ほどすると寂しくなるのか、玄関先でずっと待っていて、えー!?ってなりました。出かけるときは何度呼びかけても無視してたのに、何で!?って。あの距離感は不思議ですね。最近亡くなってしまったなずなは、人見知りが激しい気分屋だったので、私に擦り寄るときとそうじゃないときの差が激しかったですが、「愛すべき隣人」という感じでした。
――猫は一度好きになると、抜け出せない魅力がありますよね。
ありますね。猫はいつ見ても新鮮で、新発見があって、そして、振り回される(笑)。猫はあまりしゃべらないといいますが、うちの歴代の猫たちはよくしゃべっていました。こちらの言葉を発する量が多いとそうなるのでしょうかね?「にゃんにゃか」言ってました(笑)。
――セリフの練習などをしていると一緒にしゃべったり?
そうなんです。セリフで「今から行くぞ!」とか言うと、にゃーって!一緒に言ってくれていたのか、「うるせー」と言っていたのか判断できないですが、ずっと隣で「にゃんにゃん」言ってました(笑)。
――かわいい猫トークを聞かせてくださって、ありがとうございます。
劇場版「にゃん旅鉄道」の声優陣は、全員“猫飼い”なので、猫あるあるを話しだしたら止まらないと思います(笑)。