猫を愛する声優・明坂聡美が語る「にゃん旅鉄道」の魅力とは?「芦ノ牧温泉駅の物語は継承されて、紡がれていく」

2023年10月27日

猫は寄ってきたり、離れたり、自由気まま。その絶妙な飴とムチ感が魅力


――明坂さんは実際に猫を飼われていたそうですが、猫の好きなところは?

これまで3匹飼ったことがあるのですが、猫は家に迎えると“一個人”になるというか、人のように佇んでいるんですよ(笑)。犬を飼ったこともあって、犬は「ご主人様、大好き!」という感じでそばにいてくれて、それはそれでかわいいですが、猫は自由気まま。「ほっといてくれ!」というときもあれば、こっちが忙しいときに限って「構ってくれ!」とやってきたりする。でも、こちらの具合が悪いときはずっと横にいてくれたりして。この絶妙な飴とムチ感が魅力なのかなと思います!

――何とも言えないギャップがありますよね。

そうなんですよね〜。以前、見守りカメラを付けていたときに目撃したんですけど、私が出かけて2時間ほどすると寂しくなるのか、玄関先でずっと待っていて、えー!?ってなりました。出かけるときは何度呼びかけても無視してたのに、何で!?って。あの距離感は不思議ですね。最近亡くなってしまったなずなは、人見知りが激しい気分屋だったので、私に擦り寄るときとそうじゃないときの差が激しかったですが、「愛すべき隣人」という感じでした。

――猫は一度好きになると、抜け出せない魅力がありますよね。

ありますね。猫はいつ見ても新鮮で、新発見があって、そして、振り回される(笑)。猫はあまりしゃべらないといいますが、うちの歴代の猫たちはよくしゃべっていました。こちらの言葉を発する量が多いとそうなるのでしょうかね?「にゃんにゃか」言ってました(笑)。

――セリフの練習などをしていると一緒にしゃべったり?

そうなんです。セリフで「今から行くぞ!」とか言うと、にゃーって!一緒に言ってくれていたのか、「うるせー」と言っていたのか判断できないですが、ずっと隣で「にゃんにゃん」言ってました(笑)。

――かわいい猫トークを聞かせてくださって、ありがとうございます。

劇場版「にゃん旅鉄道」の声優陣は、全員“猫飼い”なので、猫あるあるを話しだしたら止まらないと思います(笑)。

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