安心ブランドも重視したい堅実派は、定番の良品ギアを末永く!!
最初からしっかり予算をかけて、長く使っていきたいという人にFUKUさんがおすすめしたいのは、さまざまなキャンパーから定評のある優良ブランドが手掛けた鉄板ギアだという。「そんなブランドのギアは品質がよく、長く愛されているものが多いです。末永く使っていきたいなら、価格面はあまり気にせず、満足度の高いギアを選びたいですよね」(FUKUさん)
DODスゴイッス(9340円※2022年4月紹介時)
座面の高さと角度を多彩にアレンジできる、商品名の通り“スゴイ椅子”として人気のチェア。「前後の脚の長さを調整することで、4段階の高さと3種類の角度に変更することができます」(FUKUさん)
ローテーブルと相性のいい“ロースタイル”や“ミドルスタイル”、ハイテーブルと合わせて使いたい“ハイスタイル”など、その組み合わせは全部で10パターン。なかでも、前傾して座るため食事がしやすい“ディナースタイル”、後ろにもたれてゆったり座る“リラックススタイル”、空を見上げやすいよう深く座る“星空スタイル”の3タイプは、前後の脚のどちらか片方を短く調整して座面の角度をつけるという独自のアイデアが光る。そのほか、すべての脚を折り畳んで収納し、座面を低く設定する“焚き火スタイル”も特徴的。
「座面幅は60センチと広いです。コットンの肌触りも相まって、広い座面に包まれている感じの座り心地で本当に快適ですよ」(FUKUさん)
「キャンプでは、食事タイムやリラックスタイムなどさまざまなシーンがあります。そんなそれぞれのシーンに合うスタイルにチェアの形状を変更できるなんて、ものすごく大きなメリットだと思います」(FUKUさん)
「チェアの耐荷重は100キロ(静止時)。付属品を含んだ重量が約2.3キロと、軽量装備で行くキャンプには不向きですが、重量を気にせず車で行く時には重宝しています」(FUKUさん)
―― スタイルがたくさんあるのがいいですね。このチェアに合うテーブルを教えてください。
【FUKUさん】「DODスゴイッス」には以下のテーブルをおすすめします。
UNIFLAME 焚き火テーブル(7900円)
「“ちゃんとキャンプするならこれだよね”と誰もが考えるような、有名ブランドの鉄板商品です。認知度と信頼度もある定番ギアで、品質面に関する心配もほとんどない。やや低めなチェアからハイチェアまで対応可能だと思います」(FUKUさん)
天板は熱に強いステンレス製。傷や汚れが気にならないよう、特殊エンボス加工が施してあるので、焚き火を囲む時やダッチオーブンを使用する時など、タフに使える。「ソロはもちろん、2・3人で使用しても対応可能な絶妙なサイズ感で、すべてがちょうどいい。プラス、雑に使用してもいいタフなところも気に入っています」(FUKUさん)
使用時のサイズは、約55センチ×35センチ×高さ約37センチで、重量約2.3キロ。「耐荷重は約50キロなので、かなり重いものを乗せても大丈夫ですね」(FUKUさん)
―― タフで多少雑に扱っても大丈夫そうな点がアウトドアにいいですね!ほかにも「DODスゴイッス」に合うおすすめのテーブルはありますか?
【FUKUさん】「DOD スゴイッス」を“焚き火スタイル”などのロータイプにして使用する際は、次のテーブルがおすすめです。
CAPTAIN STAG アルミロールテーブル〈コンパクト〉(2320円※2022年4月紹介時)
5枚の天板から構成されたアルミ製のテーブルで、コンパクトに折り畳んで収納できる。サイズは幅約40センチ×奥行約30センチ×高さ約12センチ。収納時は4分の1ほどの大きさに畳むことができる。
「シンプルなアルミテーブルですが、程よくコンパクトになるなど非常に汎用性があり、自分もこのテーブルのファン。現在は2台目になりますが、1台目は10年以上使いました。言わずと知れた銘品です」(FUKUさん)
同商品はもともと人気のギアではあったが、大人気アニメ「ゆるキャン△」に登場するキャラクター、志摩リンが使用するテーブルとしても認知され、さらに人気に拍車がかかったという。本体重量は約700グラムと軽量なうえ、収納袋付きで持ち運びが楽。アニメの影響で女性からの人気もあり、誰もが扱いやすいテーブルだ。
耐荷重は30キロ。メインテーブルとしてのほか、調理台の代わりにするなどサイドテーブルとして使用する人も多い。
「天板の広さが結構あり、1人で使用するにはベストなサイズ感。カップや皿などを置いてもまだ広さがあります。地面からの高さが12センチで、ロータイプのチェアとの相性もいい。コスパのいいテーブルだと思うので、初心者の方はこのテーブルを買っておけばまず間違いなしです!」(FUKUさん)
―― 末永く使えるギアにも惹かれます。どのテーマも自分が購入したくなるポイントがあって、早速ショップに行きたくなりました!最後にキャンプギア購入を迷っているキャンプ初心者にひと言お願いします。
【FUKUさん】日帰りや宿泊という違いをはじめ、ソロやファミリーなど人数に関する条件から、荷物の軽量化を極めるなどの志向まで含めると、ここ数年のキャンプスタイルは実に多彩ですよね。そんなスタイルと同じく、ギア探しも“予算重視”“機能重視”など、求める購買ポイントが人それぞれ違うと思います。この提案が、自分が求めているテーマやポイントを見極めるきっかけになればうれしいですね!
―― ありがとうございました!
キャンプギアの価値を金額やコスパという単純なものではなく、ギア自体からロマンや魅力を感じるか否かという部分に見出し、自分なりの価値観を大切にしているFUKUさん。気になるキャンプギアがある人は、FUKUさんのレビュー動画を参考にしてみると、より愛情のわくギアに出合えるかも!
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