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昨今、気軽にキャンプを始められる環境がそろったことはうれしいが、未経験者やビギナーのなかには、「未知の世界すぎて、何をどうすればいいのかわからない…」なんていう状態に陥っている人も多いのではないだろうか。
そこで、チャンネル登録者数32万人超えの人気キャンプYouTuberのFUKUさんが、自身のチャンネルなどでもおすすめする“使ってみてよかったキャンプギア”を、悩めるキャンプビギナーの要望や質問に答えてピックアップしてくれた!
念願の初キャンプは、寝るためのテント選びから!
キャンプの経験は小学生の時に1回だけ。さらに、もはやその記憶すらも曖昧というキャンプ初心者のライターNがFUKUさんに質問!FUKUさんにいろいろ教えてもらいながら、デイキャンプを数回体験したが、さらに興味が湧いたので、ついにキャンプデビューを決意!なにを用意したらいいのかなど、話を聞いてみた。
―― 次は念願のキャンプデビューをしてみたいと思うのですが、どんなギアが必要ですか?
【FUKUさん】キャンプをする際、真っ先に用意すべきギアとして、テント、寝袋、マット、ランタンの4点は欠かせませんね。寝るために必要なギアです。
―― テント以外にも用意しなくてはいけないギアが結構あるんですね!
【FUKUさん】そうなんです。当然のことですが、夜は暗くなるから照明が必要。そして大概のキャンプ場は、たとえ夏でも夜や早朝になると冷え込みますから、なにかしらの寝具類は持っていかないと、寒くて体調を崩してしまうかもしれません。また、テント内だからと言ってマットなどを用意せずに寝るのは快適とは言えませんので、ビギナーさんにはおすすめしません。
―― 具体的にはどんなテントを購入したらいいですか?
【FUKUさん】今は多様化してワンポールテントやパップテントなど、本当にさまざまなタイプが販売されていますが、今回は泊まるのも初めてなので“寝ることを主体としたテント”にしましょう。流行にも左右されないベーシックなテント、なかでもドーム型のものをおすすめします。
ドーム型テントとは、数本のフレームを半円形のドームのように設置する自立型のテントです。ソロ用からファミリー向けまでサイズも多彩ですが、寝るだけを目的とした、ソロ向けのコンパクトなタイプをチョイスしました。
入門編としてビギナーにおすすめするのは“ドーム型テント”
FUKUさんが推薦してくれたドーム型テントのおすすめポイントをまとめてみた。
初心者でも組み立てやすい
ドーム型テントは、フレームとインナーテント、それを覆うフライシート、ペグで構成されている。比較的簡単に設置できるものが多く、初心者でも20~30分あれば完成する。
自立型でどこにでも設置しやすい
テントは風などで飛ばないように設営する必要があり、ペグを地面に打ち込んで、テントの幕(布)やそれらをピンと張るためのロープを固定する。ドーム型もペグで固定することが大前提だが、自立するタイプであれば、例えばコンクリートや岩の上などペグが打てないような場所でも設置は可能だ。
快適に過ごせるものが多い
ドーム型テントにはインナーテントが付属するものが多い。インナーテント自体に耐水性はないことが普通なので、屋根と外壁の役割をするフライシートをこの上にかぶせる形で設営する。この2重構造により、夜露や室内との温度差による結露も防げるため、快適に過ごせる。
【FUKUさん】フレームの素材とサイズなどにもよるので一概には言えませんが、コンパクトにまとまり収納しやすいものが多く、持ち運びやすいのも利点の1つ。そんなポイントから、初心者にはドーム型テントがいいと思いました。今回は、比較的安価なのに品質もよくて十分快適に過ごせるおすすめテントを4点提案します。